蹲のうえのあみぐるみカメレオン

英語パターンでカメレオンを編もう!

以前カメレオンの編み方(英語)のダウンロード方法と、ごくごく簡単な(「不親切な」ともいえる)解説を書きました。今回は、もうちょっと親切に解説しようと思います。

Crochet chameleon pattern by Janine Holmes.
This post is about how to download “Karma chameleon” pattern from Let’s Knit site and how to read English crochet patterns.

このカメレオンはJanine Holmesさんのデザインです。カメレオンをお作りになるときは、感謝の気持ちをこめて、アクセスやフォローをお願いします。

ここに記したものは、英語のパターンを読むためのヒントです。パターンの日本語版ではありません。

編み方のファイルは https://www.letsknit.co.uk/free-knitting-patterns/karma-chameleon から無料で入手できます。以前の投稿をみて、ダウンロードしてください。

はじめに

英語のパターン(編み方を説明したもの)には、編み図がありません。文字情報のみです。編み図に慣れた日本人には信じられないことですが、英語圏の人は読みながら編んでいます。

一部、編み図があるものや、文章だけでなく写真を使って説明されたものもあります。

編み図がないうえに英語の説明……。絶望感がただよいますが、英語を言葉として理解するのではなく、記号だと思ってしまえば、案外、解読は簡単だったりします。

あみぐるみを編んだことがある方なら、ここに記した解読方法と、少しの想像力(経験値?)でカメレオンも攻略できると思います。まだあみぐるみを編んだことがない方は、ひとつ編んでから挑戦するとよいかもしれません。

パターンファイルをながめてみよう

ダウンロードしてきたカメレオンのパターン。1ページ目左上、stitches used (使われているステッチ)という欄に4つの略語が出ています。

  • chは〈鎖編み〉
  • sl stは〈引き抜き編み〉
  • dcは〈細編み〉
  • dc2togは〈細編み2目1度、細編みの減らし目〉

2ページ目が実際の編み方です。オレンジ色は見出し文字。胴体、足の指1、足の指2と足本体、背中のギザギザ、目、まぶた、組み立て方に分かれています。

あみぐるみなので、基本は、細編みの増減だけで編んでいます。略語と数字の組み合わせがわかれば、解読はむずかしくありません。パターンの2ページ目を印刷し、マーカーなどで数字に印をつけておきましょう。私は、編む前に、段ごとの増減を書き出しておきました。

dcって〈長編み〉のことでは?と思われた方へ。アメリカ式ではdcは長編みのことですが、カメレオンはイギリス式の略語で書かれているので、dcが細編みになっています。細編みや長編みといった、よく使われる編み方が同じ略語になるのは厄介ですね。実は、この点は、本家英語圏の編み物好きさんにとっても間違えやすいところのようです。

よく使われる表現

○dc in each st to end

細編みを増減なしで1段編むとき、または、すべて2目ずつ編むときに使われる表現です。

1dc in each st to end.」は「1目ごとに(in each stの部分)細編み1目(1dcの部分)を段の終わりまで(to endの部分)くり返す」(増減なしで編む)。「2dc in each st to end.」は、「1目ごとに細編み2目(2dcの部分)を段の終わりまでくり返す」です(全部増し目ということですね)。

(○dc, 2dc in next st) to end

()内に書かれた編み方をくり返して編みます。〈○に書かれた数字+1目〉ごとに1目増やし目をするときに使われます。

(5dc, 2dc in next st) to end.」は、「細編みを1目ずつ5回編み(増減なし)、次の目に細編み2目(増し目)、これを最後まで繰り返す」という意味です。6目ごとに1目増やし目をすることになります。

カメレオンの本体の編み方の15段目までは、この2つの編み方で編みます。

(○dc, dc2tog) to end

16段目でdc2tog(減らし目)が登場します。

「(5dc, dc2tog) to end.」は、「細編みを1目ずつ5回編み(増減なし)、次の2目に細編み2目1度(減らし目)、これを最後まで繰り返す」という意味です。

その他の表現

Rnd, Row, turn, sts

Rnd(Roundの略)は「周」、Rowは「列」のこと。日本語の「○段目」のことです。英語では円編みと往復編みのときの「○段目」は別の単語になっています(頭文字だけなら、どちらも同じ「R」)。

ぐるぐると円形に編んでいくときは同じ面を見ながら編みますが、往復に編むときは、端まで編んだら表裏をひっくり返します。その指示がturnです。まぶたを編むときにturnが出てきます。

英文パターンは、段の最後などに、その段で編む目の総数が記されています。カメレオンのパターンも各段の最後に「〈数字〉sts」があります(前段と同数の場合は省略されます)。

「42 sts」とあれば、その段は全部で「42目」あるということ。数字が1桁のときは、算用数字ではなく、Six sts, Nine stsなどと英単語で表記されます。

Using ○mm hook

冒頭の「Using 3.5mm hook」というのは、「3.5mmのかぎ針を使って編みましょう」という意味です。hookが「かぎ針」です。

〜 make a magic ring

〈わ〉に編み入れるときに使われる表現です。〈わ〉のことは、magic ring (MR)とかmagic circle (MC)などと表記されます。このパターンでは、〜の部分には色の名前が入ってます。「Neon Green make a magic ring」は「Neon Green(黄緑)の糸でわをつくります」。

Fasten off

次の段で糸を替えるときや編み終わったときに、糸を少し残して切り、ほどけないように引き締めること。

Stuff

わたを詰めること。

* 〜, rep from * to end. 

*以降をくり返すという意味です。()でくくってくり返すこともありますが、くり返す内容が長いときは、こちらを使うことが多いようです。

色の名称

このパターンで使われている色の名称です。「Change to 〈色〉」のような書き方で、次の段の色を指定する場合や、色の順番を指定するときに出てきます。

  • Bolt Blue(水色)
  • Electric Turquoise(ターコイズ)
  • Neon Green(黄緑)
  • Neon Orange(オレンジ)
  • Neon Pink(ピンク)

ここまでの説明で、パターンの8割は解読できると思います。(几帳面さんは、がんばってズボラになってください。「多少まちがえても、だいたいできるからオッケー」くらいの気持ちでお願いします)

あと2割は? 正直に書くと、〈記号の解読〉で済む部分のほかに〈英文解釈〉が必要な部分もあります。編み物の本でも、編み図だけでは伝わらないころを文章で説明していますよね。〈記号で解読〉できる部分は、編み図として描ける部分。つなぎ方や特別な編み方は、言葉(英語)で説明されていて、英和辞書が必要なこともあります。

デザインの著作権にふれない程度に記しておきます。カメレオンの場合、二股に分かれた足の部分と目とまぶたをあわせて編む部分に英文の説明があります。

二股の足は、あみぐるみのハートを作るときと似ています。足1で編んだもの(1周が6目)と足2で編んだものとに細編みを続けて編みます(上からみると8の字、1周12目になる)。あとは胴体と同様。

まぶたは半円状に編み、カーブした部分(弧)ではなく、まっすぐな側を、円編みの目に重ねて編みます。

足とまぶたについては、私のラベリーに登録している写真も参考にしてください。オレンジ色のカメレオンは、上から撮影しているので、まぶたと目のつなぎ目がわかりやすいと思います。

それから、背中のギザギザ。細編みとピコットのくり返しです。パターン1ページ目の写真を参考にしてください。

編み終わったあとの糸で、最後の段の目を拾って、引きしめて、見えにくいようにしまつしてください。パーツは写真を参考にしながら縫い付けます。口は刺繍です。


英語のパターンでよく使われる略語をまとめているサイトがあります。参考にしてください。
コカキコさんの「かぎ針編みの英語略語翻訳表

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